小心者でも言いたいことがある。

公務員として働いていましたが、うつ病になりました。

公務員、うつ病で休職する~休み方はこう!~

こんにちは。中瀬一菜です。

これまた経験者は少ないであろう公務員の病気休暇についてお話しします。

ー目次ー

  

 

1 やったね、行きつけの精神科病院が決まったよ!(満身創痍)

前回のお話で、ドクターショッピングをしたとお話ししていました。

その期間は約2か月

医者の誤った説明のため、薬で眠気が出たことを当たり前と思えず、その頃は仕事に行っていたため、非常に苦しむことになりました。

加えて、仮にもまだ嫁入り前の20代女のため、両親が過剰に心配し、通院や治療について理解を得られなかったことも辛かったです。

以上の事情から、結局、レクサプロを飲むのを止めました。

 

薬を止めると眠くはなくなりますが、当然うつ病の症状は表に出てきてしまいます。

どんどん酷くなり、最終的には「死にたい、死ななきゃ」と頭の中でぐるぐると考え出す始末。

心のどこかに、自分を俯瞰で見ている自分がまだ生きていて、これはさすがに本当に死んじゃうかも…とさらに危機感を抱きました。通勤中にやらかしそう…と。横断歩道とか、電車のホームとか、できるだけ遠くに立つようにしていました。何かの拍子に飛び込んでしまわないように。

 

そして始まるドクターショッピング! 合計3か所、回ることになりました。

最後の3か所目が現在通っている病院です。

住宅街のど真ん中にあって、入院もできる大きな精神科の病院です。

待合室には平日でもたくさんの人がいました。

きっと数時間待つだろうな…と腹をくくってテレビを見始めたところ、

 

看護師さん「中瀬さん、お待たせいたしました。こちらへどうぞ」にっこり

中瀬「エッ、アッ、はい…!」

素敵なおば様系看護師さんが、わたしの前まで来てくれた上に、

診察室まで案内してくれました。なんと優しい。

 

中に入ると、臨床心理士さん?がいて、

当院ではカウンセリングをまずしてもらうんです~とにこやかに説明を受けました。

中瀬「(症状や原因を説明)…といった感じでした」

臨床心理士(仮)さん「大変でしたねぇ…ご希望はありますか?」

中瀬「アッ、上司ができるだけ出勤してほしいと…」

臨床心理士(仮)さん「えぇッ!?」

公務員は「お日さん西西」で9時5時でしょ、という印象かもしれませんが、内情は全然違います。定時で上がれる所属はラッキーです。どこの課も人手不足。求められる高い専門性。わたしの所属する課は、パンク状態でした。上司だって、言いたくて言ったわけじゃないことはもちろん分かっています。

 

その後、すぐに医者との問診が始まりました。

医者「おまたせいたしましたー!」テンションMAXの上に満面の笑み

中瀬「…お願いします」

いままでの医者は、みんなカルテを見て、笑いもせずに淡々としていました。

けど、今回の医者は、膝を突き合わせて目を見て話すことができました。

それに、はきはきとしていて明るい。

張りつめていた緊張がゆるゆると解けていくのが分かりました。

 

医者「そうですか。お辛かったですねぇ~」

中瀬「(号泣)」

医者「あぁ~、泣くことやないでしょうよ~(ティッシュ手渡し)うん、中瀬さん、お休みしましょう。いま必要なのはしっかり休むことですよ」

中瀬「はい…」

ということで、初診で数か月の休暇を有する旨の診断書が発行されました。

そして処方されたのは懐かしのレクサプロです。この初診の時に、最初の医者の説明が誤り・処方は正しいと言われました。

診断書が入った封書を手にした瞬間、本当に救われた気がしました。

上司や仲間には迷惑をかけることになりますが、苦しい状態から抜け出せること自体がどうしようもなく嬉しかったです。

 

初診で診断書がいただけるかどうかは、どうなんでしょうね…症状にもよるのではないでしょうか?わたしは、まともに起きれない・仕事もできない・気合でどうにかなるレベルではない、くらいでした。週の半分も出勤できないようであれば、初診で診断書はありえそうな気がします。

なお、ちなみにこの診断書、ちょっとお金がかかります。病院が用意する様式なら幾ら、その他の様式なら幾ら、と決まっています。

病院によって異なることとは思いますが、いちおう記録に残しておきます。

 

 

2 わたし、お休みいただきます!

診断書を貰った次の日、所属に電話をしました。

中瀬「お休みを貰う診断書が出ました」

上司「あぁ、そうですか。じゃあ、提出しに来てください」

上司には、時々時間を作ってもらって面談をしていました。

病気のこと、薬のこと、通院のこと、休暇を取るかどうかの希望など、事前に細かく話を通していたので、診断書の受理については電話一本でOKでした。

※こういうときでも社会人の基本☆ホウレンソウです。忙しい部署ですとなかなか難しいですが、タイミングを見計らって面談の予定を取り付けると良いと思います。まわりの職員が気になりますが…

「ご相談したいことがあるんですけど(すっとぼけ)」で切り出し、できるだけ個室での面談を希望するように匂わせ誘導すると完璧?です。

 さすがに診断書が出ても、職場に出てこいとは言われませんでした。診断書を発行してもらったことについても、苦言は特にありませんでした。(何も言わせませんけどね)

 

後日、診断書を持って所属へ行くと、さっそく総務係へ診断書を提出しました。

厳封されていたので、担当者に開封してもらい、コピーをとらせてもらいました。

おそらく上司が多方面に対して事前に話を通してくれていたのでしょう、すんなりと進みました。

 

病気休暇に関する手続きは、なんと以上で終了です。

※公務員の方向けに細かい話をすると、ウチの場合は病気休暇の決裁権者は所属長だったので、こんなに早く話が進んだのです。事前に直属の上司と、体調の事や通院、薬の事を時間をいただいて面談していたので、きっと上司はこの話を所属長にまで上げていたのでしょう。

なお、病気休暇の期間が過ぎると、病気休職へと移行することになるのですが、こちらは決裁権者は所属長ではなくもっと上になりますので、残念ながらこんな簡単な話ではなくなります…

※もちろん、これはわたしの所属する団体では、なので、所属する団体ごとに規則があると思いますので、もちろんそちらをよくお読みになってくださいね。

 

特別な様式があるわけでもなく、診断書を出すだけでした。提出先は所属の総務系の担当者。おそらく、わたしがこうなることを上司から聞いていたのか、変な心配は一切されることなく、淡々と対応していただけました。

いただいている通勤手当の返還などは、後程ありましたが。ですが、郵便物のやり取りだけで済みました。

あとは、上司や仲間に、お休みしますと最後力を振り絞って挨拶をし、一応机の周りにあった私物をまとめて、ささっと帰宅しました。

ちなみに、休むにあたっての手土産は持っていきませんでした。お菓子あげるから私の分の仕事もやってね!って感じがしますし…それはちょっとね。それに、持っていくなら、復帰の時かなぁ…と思いましたので。

 

わたしが所属するところの手続きはこんな感じです。どの公務員も同じではないと思いますが、参考までに。

なお、だいたいは条約や規則で公務員の休暇や休職については定められています。

さらにさらに、よく耳にする数週間ごとの報告電話ないしメールは不要でした。

この日を最後に、上司や仲間の声は聴いていません。

※のちに分かることになるのですが、どうやら連絡の頻度や日時、担当者を配慮してくれていたようです。これは所属によるお気遣いではなく、健康管理上必要な配慮でした。

申し訳なさはありますが、心穏やかなお休みを手に入れることができました。

 

 

3 お休みしたいとお思いの同業者様へ

今、お休みを貰いたいをおもっている公務員の皆様、本当に本当にお疲れ様です。

手続き自体はおそらくどこの団体でも似たり寄ったりでしょう。(公務員のお仕事って、ほら、どこでも似てますし…ね)たとえ上司に渋られても、やるべきことはとってもシンプルです。

こういう苦しい状況の場合、もう頭が動かないんですよね。どうすればいいのか考えられない…

わたしの場合は、もともとが超合理主義&現実主義(自負)だったので、モヤモヤと上手く考えられない中でも、ぐぐっと強引に・もはや暴力的にもとれるような行動をしたこともあり、お休みを頂けることになりました。

 

とりあえず周りの人に相談してください。わたしのような変な?思考の癖があるならともかく、正しい判断がつきにくくなっているので、お休みの判断をするにしても危なすぎます。(休むという結論に至らなかったら…大変です)もう素直にSOSを出して、助けを求めましょう。ちなみに、わたしの場合、あえて挙げるなら、きょうだいでした。

それから、精神科へかかっていない場合は、ひとまず受診をしてみてはいかがでしょうか。診断書はさすがにないとお休みはできませんし、なにもアクションしなければ、苦しいままの今がずっと続くだけ…

精神科はちょっとハードルが高いかもですが、自宅からちょっと離れた病院にしてしまえば大丈夫。中に入ってしまえば、そこにいるのはわたしや貴方様と同じように苦しい思いをされている方々ですから。仲間です。そう、仮に、病院で見知った人にあったとしても、それはもうお互い様の範囲内のこと。深く思い悩むことではありません。

それもちょっと…であれば、おそらくどこの団体でも、無料で専門家のカウンセリングを受けられるようになっているのではないでしょうか。そちらへ行ってお話をしてみるのも良いかもしれません。(逆に所属バレが気になってしまいますけどね…体裁としては守秘義務が~というとは思いますよ)

 

それから、直属の上司に面談を申し込んで、お休みしたいことをにおわせることも、スムーズにお休みを貰うためには大切ではないでしょうか。こういう場合でも、根回しは重要です…

上司だけでなく、同僚や同じ仕事をしている仲間には、ほんのりと自分の症状などをお伝えできるとなお良いですよね。言い出すタイミングがなんとも難しいですが…残業で一緒になったときや、給湯室・更衣室で一緒になったときにそれとなく切り出すと、あまり場の空気が重たくならないような気がします…

 

お休みを貰うこと自体、診断書が出てしまえば何も文句は言われませんでした。(出るまではなかなかブラックな働き方をしていました。)規則に定められているレールに乗ってしまえば、粛々と対応するのみで何も手出しはできない感じ、非常にお役所感がありますが…真正☆ブラック企業ではないので、さすがに「診断書なんて貰ってきやがって!どういうつもりだ!」とは言われませんでした。

お休みをする手続きもそうですが、復帰までの支援は手厚い方でしょう。(おそらく、どこの組織でも専用のマニュアルがあって、復帰支援に力を入れているのではないかと…思うのですが…)今も苦しいと、その先の未来まで苦しく思えてきますが、そこのあたりは大丈夫。幸運かどうかは皮肉にもなってしまいますが、公務員だったことが良かった、かもしれません。

 

では最後に、公務員である私がお休みをいただくためにしたことを簡潔にまとめます。

  1. それとなく体調不良であることを、同僚や直属の上司に言う(特に同僚。何も告げずにいきなり居なくなるのはちょっと…)
  2. 精神科病院を受診・抗うつ剤等を処方されたら、その旨を直属の上司に伝える(仕事の協議であるような感じで切り出すとよい?)
  3. その他、伝えた方が自分のお休みにとって有益なことがある場合は、逐一面談をして伝えておく
  4. 診断書を貰ったら、まずは直属の上司に連絡をして、診断書の提出方法やデスクの片づけ・仕事の引継ぎ等を教えてもらう(ここでやるべきことをすべて明確化しておく)
  5. 直属の上司の指示に従って、すみやかに診断書を提出する(診断書の控えをとっておきたい場合はお忘れなく)

 

どうか、わたしのような苦しい思いをしませんように。