小心者でも言いたいことがある。

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2018年冬ドラマ『anone』の感想

こんにちは。中瀬一菜です。

『アンナチュラル』のお話を書きながら、何か忘れているような気がして…

そうです。同じく2018年冬クールドラマ『anone』についてお話していませんでした。

今日は『anone』について、素人脚本家の感想をつらつらと綴っていこうと思います。

 

 脚本は坂元裕二さんです。

『Mother』『Woman』を手掛けた脚本家さんです。

直近であれば『カルテット』や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

でしょうか。私の大好きな脚本家さんです。

今季坂元さんのドラマがあるとは知らず…CMを見てタイトルのフォントから、

これは坂元さんのドラマではないか???と推測し、視聴を決めました。

※『Mother』『Woman』のタイトルは、『anone』と同じフォントなのです。たぶん。

 

世間では大コケの予感…と噂されているようですが、

わたしは非常に良かったと思うし、『アンナチュラル』とは違った良さですが、

これから見続けたいと思えました。

そもそも坂元さんのドラマが好きなのですが、そういうのも差し引いて。

 

お話がさりげなく壮絶ですよね。どちらかというと、怖いもの見たさな視聴欲です。

『Mother』『Woman』と同じような雰囲気のあるドラマです。

現実にぴったりと寄り添い過ぎて(誉め言葉)、

「ドラマ」という娯楽として摂取するにはちょっとヘビーな感じ。

わたしは、現実離れしたハッピーなお話よりもこういった方が好みなので大好物です。

 

まずキャラクターが濃厚でした。

性格が台詞や行動でよく分かりますし、みんな個性が立っていて引き込まれます。

あと田中裕子さんが好きなのですが、今回も出演されてますね…!すごくうれしい…!

『Mother』のときは、「うっかりさん」として、

『Woman』のときは、主人公の母親役として…ほんとうに泣かせていただきました。

なんとなくこのドラマ、すでに涙の気配がいたします…

 

坂元さんといえば、軽快な台詞回しがいつも素敵だなぁと思っていますが、

今回は初回からぶっ飛ばしてましたね。良いセリフのオンパレードです。

狙って書かれているのか…なんでこんなに響くのか…本当に不思議です。

上から目線で説教じみていないし、ふとした瞬間にさりげなく「え?今ですか?」

というタイミングで放たれてます。

こういうのは、キャラクター設定が固められているからできるのでしょうか?

言葉に自信があって、キャラクターと等身大だなと思いました。

 

全体のストーリーとしては、まだまだ謎がたっぷりです。ゆっくりとした展開です。

『アンナチュラル』では必要な情報をすべて提示されていて土台固めが1話で終わった

ような印象がありますが、『anone』ではまだまだ全然、といった感じ。

この時点で面白くないと決めるのは、時期尚早かと。

でも、視聴者を引き付ける力としては…どうなんでしょう。

根っからのドラマ好きで脚本家志望のわたしは大好物ですが…一般受けは…ううん…

 

あと。今時らしくスマートフォンのチャット機能で台詞が続く場面があります。

脚本も時代に合わせるので…スマートフォンは最早生活必需品。登場して当然です。

わたしも、実際に習作では当り前のように出しています。

でも、一部では、こうした表現が分かりづらいという声もあるそうな…

ちょっと考えさせられました。

 

『anone』、これから見逃せない作品だと思います。

おそらく坂元さんの作品ですので、お涙必須で「ティッシュを用意してくれよな!」

となることでしょう。

最近は、人間の感情や出来事について、分かりやすさを前面に押し出した作品が

受けやすいですが(感情の説明台詞がながーく続いたり…たり…)、

行間を考えることができる深みと余裕のある作品こそ大切にしたいと思っています。

 

なんとなく、新しい事を考えさせてくれる予感がして、わくわくします。

今季はドラマが豊作ですなぁ…ほくほくいたします…