小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

うつ病元公務員の回想~辛く苦しい療養生活は自分が作った~

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こんにちは、中瀬です。最近、公務員時代のことをふと思い出すのでまとめます。

 

 

公務員時代、ただただ辛かった…けど、ちょっと待て

身に余る業務

なんとなくお察しかもしれませんが、公務員の現場は本当に人が足りなくて、みんなキリキリ働きまくっています。そこに男女差は悪い意味で存在せず、女性だろうが、家族がおろうが、介護があろうが、「じゃあ、明日から東京行ってきて」という出張命令がバンバン飛び交います。飛行機ひとりで乗ったことないよ!なんて泣き言は通用せず、ただ命令に従うのみ…公用車の運転もそうですね、免許があれば「ホレ行ってこい!」です。何気にこういうのしんどい。

自分のスペック的に、ちょっとこれは心配かも…というのを言えない現場。

わたしは特に強く思いました。(あまり言いすぎると身バレするので、おくちチャック)

まず、そもそも業務が自分では背負いきれなかった。

そして、うつ病発症…なのだが

そしてまあ典型的なパターンでうつ病を発症、病気休暇・休職となり、2年半休むことになりました。(その後、一度は復帰するものの、再度休職。そして退職となり、今に至ります。)

自分の仕事を同僚に預けて休むことの罪悪感たるや。

休み始めて1年くらいは休んだ心地がしませんでした。

病気になった原因を恨んだし、将来への不安で押しつぶされそうでした。

…ちょっと待って。

いかにもわたしは被害者です!みたいな話の流れになっていますが、うつ病発症・休職以降、職場からの具体的行動は何も絡んでいないのです。

うつ病になったこと自体の管理責任はあるでしょう。

ですが、うつ病であることを公表して休養に入って以降、職場側からのうつ病や休職に関するマイナスな言動は、一切なかった。

普通に、「仕事の心配はいらないよ」「しっかり休んでね」「いつでも待ってるよ」的な、よくあるうつ病患者への適切な対応のテンプレートを見せられるような感じでした。別に、「お前、うつ病になりやがって、迷惑な野郎だな!」とかはない。

…ここで中瀬さん、気づきます。

とにかくしんどかった印象だが、それってもしかして、ほとんど自分の妄想なのではないか?と。

 

 

自己認識との闘い

すでに公務員もやめて、うつ病療養は自由に自分の時間で行える身になって、ようやくふんわりと察しましたが、「わたし自身の仕事観やうつ病への理解」が、うつ病闘病でしんどかった主な原因でした。

つまり、いままで自分が認識していたことが、すべてブーメランになって自分に突き刺さってくるのです。つまりこういうこと。

例①

「社会人たるもの、働いて当然」という認識

↓働けない自分への攻撃へ転化

「わたしは社会人失格だ」と自分で自分を攻撃

 

例②

「うつ病は甘え」という認識

↓うつ病になった自分への攻撃へ転化

「自分は甘えている」と自分で自分を攻撃

このほかにもいろいろあると思います。「自分的にはこうあるべき」という人生の指針。「こうあることこそ自分である」というアイデンティティ

自分を自分たりえるものとして定義して、時には律していたそれらすべてが、「守ることができない自分」が誕生したときに、そういう自分を認められなくて攻撃に回ってしまうのです。わかりますかね…この感じ…

人生の指針やアイデンティティが崩壊してしまったことこそが、一番しんどかったのではないかなともいます。

要するに、周りは何も悪くないのです。

いや、悪い場合はあるよ、「うつ病とかwww」という頭の悪い感じのアレ。そういうのは論外として置いといて。そんなのはどうでもいい。

崩壊してなくなってしまった人生の指針やアイデンティティを、もう一度構築しなおしていく作業が求められるわけで、そりゃしんどいですわ、って話なのです。

サラッと書きましたが、要するにこれって、今まで生きてきて培われたものであり、自分という人間を構成するにあたっての核となる相当重要な部分じゃないですか。

そこが壊れて、もう一度作り直してって…まあお察しなわけです。

 

 

うつ病は薬だけでは治らないっていうアレ

陰謀論的な話をするつもりはありませんが、社会科学的な理論でいくと、そりゃ身体の中に物理的にクスリ突っ込んで(セロトニンとかね)足りないものを補ったところで、精神的・内面的な自分はガタガタなわけですから、そりゃ治るものも治らねーわ、ということです。

こういう意味で、うつ病は薬だけでは治らないと、思うのです。

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過去に記事にもしましたが、まあ、整理しなおして言えばこういうことなのかな、と。

だから、わたしの記憶の中の療養生活の苦しみというのは、主にこういう認識のズレから発生しているので、要するに自分で自分を攻撃していたという茶番なわけです。(当時はそんな風に茶化す余裕もなかったけれど、今となればほら…)

この理屈からすれば、自立心が高かったり、完璧主義だったり、自分に厳しい人間ほど、うつ病になった時の回復はシンドイのではないかなと思います。…というか、そうでもなければ、うつ病になんかならないでしょうね。根本原因から食い止められるわけですから。

 

 

自分に甘く生きろ

というとで、わたしの人生の指針(改)を紹介すると、自分に甘く生きろ、です。

だ~れも自分のご機嫌を取ってくれないのです。ケアもしてくれない。責任も取ってくれない。だったら、自分が自分を一番に大事にして何が悪い。厳しくするのは、毎日飲む薬の数を守ることだけでええやん。知らんけど。

 

最近、わたしが公務員を辞めた報告の記事がよく読まれるので…自己反省会をしてみました。

まあ、みんな、そんなに肩ひじ張らずに適当にふんばりましょう。今日もいい天気だな~