小心者でも言いたいことがある。~公務員として働いていましたが、うつ病になりました。~

地方公務員として働くアラサー腐女子。典型的パターンでうつ病を発症してしまう。悩み藻掻きつつも幸せを掴みたい。日々の奮闘をまとめます。

職場のカウンセリングって訴訟回避装置なだけなのでは?~元公務員の回想~

こんにちは、中瀬です。退職したあとの唯一のモヤモヤ――職場の無料カウンセリングについて、今さらながら思う所をまとめます。

 

 

無料カウンセリングってなんぞ?

無料のカウンセリングが受けられる場所ってまあまああると思います。探すのそんなの苦労しない。

公務員の場合は、総務系の部署にカウンセラーが常駐していたり、外部の精神科病院と連携をしていてそこで無料診断を受けられたり、いろいろな施策が行われています。

ちょっと前から始まった「ストレスチェック制度」がまさにそれで、あれは結果があまりよろしくない高ストレス者を病院に行くように促して、職場環境を良くしましょうみたいなアレでした。

中瀬さんの元職場の某庁舎にも、おなじように上記のようなシステムがあって、退職する間際まで無料のカウンセリングを定期的に受けていました。

どんな内容だったかというと…

  • 生活記録表を事前に書いてきて、それを提出。
  • 生活記録表を見ながら、生活ぶりを客観的に振り返る。反省点を洗い出す。
  • 職場復帰に向けて、反省点をどう克服するか対処法を考える。
  • 所属との間に立って連絡を取ってくれる。

生活記録表とは、一定期間について自分の行動を24時間記録するものです。

だいたいは一枚紙に縦だか横だかに長い表になっていて、朝は何時まで睡眠、外出は何時から何時、食事・投薬は何時…などと行動のすべてを記録します。

毎日の生活リズムがそろってくると、表がキレイに揃ってきますので(ビンゴ的な感じ?)、そうなると良いとされます。

www.me10s2ct.com

こういう道具を使って、定期的にカウンセリングを受けていました。おそらく、うつ病で通院されていて社会復帰を目指す方は皆さん通る道かと思われます。というか、やってみるとなかなか面白いのでお勧めです。

 

 

訴訟回避装置

カウンセリングは、それはもう丁寧にしていただきました。

専門の知識を持っている人にちゃんとしていただきましたし、現にカウンセリングを受けて気づかされることは山のようにあり、わたしにとって確実にプラスでした。その点については、大満足です。

なのにどうしてこんなことを言い出したかというと、最後のカウンセリング――退職を申し出たときのことです。

何度も退職の意思は変わらないのかと確認をしていただいて、わたしが「はい」としっかり返事をすると、カウンセラーさんは何とも言えない笑顔を浮かべたのです。

「笑顔」の意味を、わたしは未だに捉えかねています。

そして、間の悪いことに、退職云々を申し出たときにうっかり「後から訴訟とか起こしませんから」を口走ってしまい…

結果的に自業自得でしかないのですが(ほんとうにな)、「笑顔」は訴訟をしないという言質を得たからなのだろうか…とモヤモヤすることになってしまい今に至っております。

これは、このカウンセラーさんが単に感じが悪くて…というよりも(そういう点では、最高に素晴らしい専門家でした。いつ街ですれ違っても、ご挨拶したいと思っています。)、職場におけるカウンセリングの意味そのものへの疑惑です。

今思えば、あのカウンセリングには、当事者の復職だけではない、もっとたくさんの大きな目的が含まれていたのではないかな、と…

 

 

つっても、圧倒的感謝には変わりねえ!

繰り返しますが、わたしは職場の無料カウンセリングはとても有意義であったと思っていますし、カウンセラーさんには感謝しかないです。

でも、「職場のカウンセリング」にはいろんな目的があって、中には訴訟回避装置みたいなクッション材の意味もあるのかなァ知らんけど!、というお話でした。

わたしの場合、通院先の主治医からは「中瀬さんはカウンセリング不要だね~(問診だけでOK)」ということになっていて、そこではカウンセリングを受けたことがありません。

今更ながら、「職場のカウンセリング」と「病院のカウンセリング」は意味というか価値というか立ち位置というか…全く別物なんだなァと思いました。

わたしとしては、どっちが良くてどっちが悪いというつもりはなく、どっちもどっちで良いんだけど、それぞれいろんなバイアスがかかってるよね人間だもの、という話がしたかったのでした。

 

職場のカウンセラーさんのことを考えると、いつもモヤモヤします。

カウンセリングが増えるたびに分厚くなるわたしの名前の付いたファイル。きっと何十人もの人々の話を聞いて、何十冊ものファイルを作ったんだろう。

だから、これくらいの厚さになったらそろそろ潮時というのも分かっているんだろう。

分かっていながら、復職するにしろ、退職するにしろ、見送っていく。

人生の分かれ道に立って旗を振って、いったい何人が退職を選んだんだろう。

その度に、この人は笑顔で見送ったんだろうか。

大変なお仕事過ぎて頭が下がります。