小心者でも言いたいことがある。

公務員として働いていましたが、うつ病になりました。

公務員試験の面接ってよくできてるな~~~

こんにちは。中瀬一菜です。

少し前に読んだ記事でずっと頭に残っていた言葉がありまして、それをご紹介しつつの、公務員試験の面接のお話もちょっとだけしようかなと思います。

ええ、職場を思い出して復帰訓練です。お付き合いいただければ幸いです。

ー目次ー

 

 

1 組織内における「意思疎通が楽」とは?

わたしがずっと心に残っている記事がこちらです。

hidesys.hatenablog.com

住友化学をお辞めになった西岡めぐみさんのブログです。

はてなブログのトップページで、ピックアップされていたときに、たまたま拝見しました。「辞める」というキーワードに興味がわきまして…いや、休職を継続しますけどね、辞める気はないですけどね…

 

とっても細かく分析されていて、非常に分かりやすかったのですが、その中でも特にピーンときたところを僭越ながら引用させていただくと…

●学歴採用なのでみんな一定のレベルは満たしてて、意思の疎通が早い

  • って就活でアピールされたんですが、これはガチでした

こっこでーす!ここ、ここ!(cv.イモトアヤコ)

「意思疎通が早い」この言葉です。

わたしはいままでこんなことを考えたこともなかったので、びっくりしました。それも、この言葉の前には「学歴採用なので」とくっついているではありませんか。

なるほど、似通った頭の作りをしている人たちが集まっているから、一定のレベルが保たれていて、コミュニケーションをするにもツーカーでというか、いちいちかみ砕いて話したり、会話や思考の速さを気にしなくていいということなのでしょう。

 

一般企業でも入社試験はある…んですよね?確か…公務員専願でしたので実情がさっぱりぽん分かりませんが…

こういう組織に属するために試験というのは、ただ単に賢い人間をかき集めて、成績アップ狙うぜ!ではなく、上記のような仕事を進めるうえでのスムーズさを担保する意味もあったんですね。

うむ、ひとつ賢くなりました。

 

 

2 公務員の中でも「意思疎通」に差はある

現在うつ病で休職中の身ですが、一応まだ公務員(事務屋)であるわたくし。嫌な思い出ばかりが浮かんでしまう職場をあえて思い出して精神的な復帰訓練をこの場でちょくちょく行っております。

過去に、公務員試験の基礎的なお話や、公務員の1日のお仕事をお話させていただきました。(たくさんのアクセスやコメント、大変ありがとうございます)

ということで、今回は「意思疎通」に焦点を当てて、公務員の試験やお仕事を考えてみることにします。

 

まず、わたしも西岡さんのような経験があるかどうか考えてみました。

…よくよく考えると、わたしもこういう経験はしたことがありました。

同じ公務員でも、国・県・市町村・その他諸団体と色々あります。わたしの属する組織内でお話するのと、他の組織の人とお話するのでは、確かにちょっとスムーズさは異なっていました。

言葉にすると難しいですが…考え方のクセがちょっと違うというか…会話のキャッチボールが上手くいかないというか…そういう感じです。

 

例えば、何かを外の組織にデータ提供をお願いするとします。

わたしたちの組織の中なら、問題なくデータを貰える話でも、外の組織では情報公開の制限がかかっていたり、データ化していなくて紙媒体でしかなかったり、そもそもそのデータを取っていなかったり、さらにそもそもわたしの求めるデータを理解してくれなかったり等…あーッ!上手くいかないなーッ!なんでそうくるかなーッ!?!?!?となる感じです。分かりにくいな…わたし的には渾身の例示なのですが…

 

あぁ、そうです。先輩職員さんと談笑したとき、「やっぱり同じ組織内の人と話すのが楽」とこぼされていたのを今更ながら思い出しました。

先輩もそうお思いのようですし(今思い出したことですけど)、きっとわたしのこの感覚は、わたしひとりだけではないはずです。

 

 

3 公務員の面接試験と「意思疎通」

西岡さん流…というか住友化学流に考えれば、我々公務員の場合は学歴で採用しているわけではないので、公務員試験で「意思疎通」が一定になるようにふるいにかけているということになります。

 

公務員試験は、筆記と面接の2つ。

筆記は、その人の地頭の良さだとか、記憶力だとか、理解力だとか、そういうところを数値化して分かりやすく足切りするためだと思います。「そもそもこういうところで躓くような人は公務員のお仕事無理だよ」って感じ…?

ちょっと言葉がアレですけど、働き始めてみると、お仕事内容のレベルの高さというか、求められる能力の高さというか、ちょっとびっくりしたことがあります。

平気で小難しい文章を読んだり書いたりするんですよね…上手く段取りして複数の仕事を同時並行とか。確かに、基礎学力的なところで必要とされる能力を日常的に使うんだから、この仕事内容にしてあの試験アリって感じです。

 

筆記もあれですけど、わたし的には面接試験のウエイトがかなり大きいような気がします。

だって、お仕事はひとりの能力だけで片付くことは無いですから。誰かと一緒になってコミュニケーションしつつ完成させるものですし。となると、円滑なコミュニケーションをするためには…ちゃんと話ができて・話を聞けて・物事を順序立てて考えられる頭が必要で…面接試験ではきっとこういうところを見てるんだろうなと思います。

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…というのも、ちょっとしたエピソードがありまして。

複数人での面接試験がありまして。ディスカッションというか、お仕事の中の場面でいうとちょっとした会議っぽいシチュエーションを想定したモノがありまして。

その試験では結構な人数がいたんですが、なんとなく「この人と一緒に仕事したくないな」と思った人は、その後合格者が一堂に集う場にはいませんでした。

具体的にどんな人かというと、

  • 人の話を聞かない
  • 自分の話ばかりする・したがる
  • 話の流れを切る
  • 時間配分を考えない
  • 分かりやすく媚びている

こんな感じでしょうか…?

多分、一生懸命だったんだと思います。集団での面接試験の場合、下手をするとその集団全員が落とされる可能性すらありますから、みんな必死です。

そんな極限状態の中でのお話ですから、自己アピールをどんどんしていかなくては!他の受験生と差別化しなくては!と思うのは当然かもしれません…

受験生側だったころは、こういう必死のアピールも、評価してくれてもいいじゃん?公務員試験では自己アピールよりも空気読んで大人しい無害な人間アピールが重要ってか?なんじゃそりゃ???と思ってましたよ…

 

でも、職員側になった今思うと、上記に挙げたようなことをする人と仕事をしたいかと言われると、したくないですね。

確かに試験ですから必死になるのは当然。でも、面接試験の一面だけで見るのではなく、模擬現場として考えると、そんな自分勝手な振る舞いで、大切な予算を割いて一事業を行う話し合いの場をかき乱してほしくはないなと思うのです…

これは職員側になったことで気づいたこと…当時のわたしにはそこまでの考えはありませんでしたが…

きっとこういうところも、組織内での「意思疎通」…ひいては仕事がスイスイ進むためには、重要なのでしょうね。

 

 

4 「空気を読む」ではなくて「協調性」

こういう感覚…「意思疎通」が早い感じ…これって端的にいればどういうこと?

空気を読めること?

協調性?

気が遣えること?

日本語にはたくさんの似通った意味の言葉があってなかなか大変ですが…

 

わたしは思うに、空気を読むではなくて、協調性が一番近いかなと。

いや、空気を読む場面だって実際の仕事ではあるでしょうけれども、空気をあえて読まずに物事を質すため話の筋をぶった切ることも必要です。

それに、空気を読むってなんだかあんまりいい意味ではなさそうな語感がありますし、あんまり使いたくない言葉です…ついでに、気を遣うなんて「してやったぜ」感も、なんか違うような気がします…ちなみに私の思う気遣いとは気遣いをしたと悟られることのない気遣いだと思うのですどうでもいいですね…

 

この協調性って言葉、よく使いますよね、特に就活では。

私って協調性あるんですよ!なんてアピールすることも…うーん、こういうことをアピールするのはちょっと違うような気もしなくもないですが、大切なことは確かです。

エントリーシート等に記載する際にはどうしようもないことですが、面接試験の場に立つまでによくよくお考えになった方が良い事でしょうね。本当の協調性って何だろう、と。

 

試験ですから、がっついて他の受験生を蹴落としてでもとなるのは良く分かりますが…

実際に自分が働きだしたとして…と想像するといいかもしれませんね。

どんな職員でありたいですか? どんな職員と仕事をしたいですか? どんな風に仕事をこなしたいですか? などなど…

そこでじっと試験に臨む自分を俯瞰して見つめられることができればいいですね。自分がやろうとしているアピールは、仮に合格して実際に働きだした自分と重なり合うだろうか、とか。重なり合った部分はたぶん協調性がとれていると思うのです…

実際の現場をご存じない受験生には酷なことかもしれませんが…ちょっとだけ想像力を膨らませてみてほしいなと思います。(希望的観測も含めつつ夢を見つつ…)

 

しかし、今回じっくり考えてみて、試験ってよくできてんなー!!!と思いました。ええ、ほんとうに。