小心者でも言いたいことがある。

公務員として働いていましたが、うつ病になりました。

小心者でも言いたいことがある。

休み過ぎなくらいでちょうどい!公務員の病気休職から復帰の仕方を教えます!

こんにちは。中瀬です。

今日は病気休職からの復帰を決意したときのアレコレをまとめていきます。

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↑奮起する中瀬さんの図

 

 

うつ病患者の優等生

ここで中瀬さんのスペックを再確認。

日本のどこかの公務員(中瀬さんが公務員って世も末って思った奴、大正解!)

アラサー(限界腐女子でKUNキッズ)

うつ病を患い2年半休職

公務員は大変ありがたいことに、数カ月の病気休暇+数年の病気休職、その間傷病手当金を受け取れる(それぞれの団体でズレはあると思いますが…)という福利厚生があって、わたしはそれをガッツリ利用して何も心配することなく仕事をお休みしています。

初期はうつ病特有の症状と戦い、回復すると体力の回復訓練、職場復帰に向けた生活リズムづくり…と、主治医と職場のカウンセラーさんと相談しつつ、段階を踏んで色々とやってきました。

そして、2年半の人生の夏休みを経たの私はというと…

  • 朝、だいたい出勤と同じくらいの時間に起床
  • 往復2キロのウォーキングと喫茶店めぐり

を毎日欠かさずできるようになっていました。疲れを翌日に持ち越すことなく、です。

うつ病患者的には、かなり体力が回復してきている感じです。多少動いたくらいではへっちゃら。好きなことを好きだなと感じながら集中して取り組めています。

日々の生活リズムが整い、朝起きる時間、ウォーキングの時間、寝る時間がほぼ同じ。とてもいい感じ。

 

毎日たいくつだな〜…(ため息)

そんな日々を送って、気分の上下は多少ありつつも、まあまあ安定していた頃。

ふと、頭の中に浮かんだ言葉。

たいくつだな〜

そう、朝ウォーキングから帰ってきてからやることが無くて、時間を持て余すようになったのです。

つまり、朝ウォーキングから帰って、体力回復のターンが無くても、まだまだ活動できますよ、と体側が訴えているんですね…

そうなると、一日ってとっても長い。お家にいてもスマホやパソコンをいじるくらいしかやることが無い…そう、マジでたいくつなのです。

わたし的に、この自然とふっと湧き出た感情をきちんと掴んで感じ取ることって、とても大切だと思う。自分の野生的で動物的な本能が訴えることは、無視しちゃダメ。

とりあえず、わたしは長い療養生活の先に、たいくつを見出すことができたのでした。

 

職場復帰のメルクマール

というような話を、主治医にしてみました。

それと合わせて、ずっと同じような日々(朝ウォーキングして、定期的に病院と職場に行って…という生活。特にうつ病大暴走はない。)が随分長く続いていましたから、家族から「もう復帰できるでしょ」圧力があり、わたしって復帰はまだですかね?と聞いてみました。むしろ、「お前が復帰したいと言わないから、医者も復帰させないんだ」と言われる始末だったので(酷い)、いい加減鬱陶しいので確認も兼ねてです。

中瀬「――で、わたし、復帰できますかね?」

医者「いいんじゃない? してみる?」

かっる…!

とにかくあっさり塩味な感じであっという間にOKです。なんかもう、あー、こりゃ、マジでわたしが言い出さなかったからだ…と思い、その点も恐る恐る確認してみると、こっちはそうではありませんでした。

医者「私が良いと思わない限りは、言いませんよ~」

中瀬「そこはそうなんですね…いやぁ、最近毎日退屈で…」

医者「うんうん、退屈という感覚が出てきたのは、復帰の良いメルクマールになります」

中瀬「(メルクマール※ってなんや)」※目印的な意味

 ということで、私の意志と主治医のGOサインが揃いましたので、早速職場側に伝えます。定期的にカウンセリングを受けていたので、その時に言いました。

カウンセラー「じゃあ、さっそく試し出勤の予定を組みましょう!」

中瀬「よろしくですー」

カウンセラー「ちゃんと中瀬さんの希望を聞きますからね~、職場の方に来てもらって、話し合いましょう~

 さあ、このあと中瀬さんがどうなるかは想像に難くないですね。(フラグ)

 

 

試し出勤

普通の一般企業にお勤めなみなさまの場合、病気休職から復帰する際には、公的な支援を受けることができますが、ご存じでしょうか。

各都道府県にある、精神保健福祉センター的なところが所管している業務になります。

たとえば、東京都で言うと、こんなカンジです。

www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp

だいたいこんなカンジで、授業のようなものを受けます。またうつ病にならないようにとか、そういう訓練をして知恵を身に着けます。なんだかとってもいい感じの仕組みです。

……って、コレ、公務員は対象外なのです。

加入している保険の関係らしいです。共済はアカンのか…ぴえん…わたしも主治医と一緒にぴえんしました。カウンセラーさんも申し訳なさげで……。

そこで、公務員が復帰する場合、なんの支援も無いんかいと言うとそれはまた違いまして。

人事院が示しているところによると、試し出勤というプログラムを用意しているそうです。人事院が示すということは、全国の地方公共団体etc.も前倣えするということで、都道府県でも市町村でも内容に差はあれど、こんなカンジの何かが用意されていると思います知らんけど。ウチにはありました、試し出勤。良かったね。

https://www.jinji.go.jp/kenkou_anzen/tameshisyukkin.pdf ←試し出勤実施要領

試し出勤を簡単に説明すると、こんなカンジ。

  • 病気休暇期間中又は病気休職期間中で、職場復帰が可能と考えられる程度に回復した時期に行う。
  • 原則として、当該職員の元の職場で実施。
  • 原則1月程度とする。
  • 健康管理者が職員本人との話合いを行い、健康管理医、主治医及び受入先職場の管理監督者の意見も踏まえて決定する。

再びうつ病にならないための講義などはありません。とりあえず、復帰前の準備運動期間って感じです。試し出勤中にすることは、刑務所の刑務作業みたいに専用に別個用意された何か、というわけではなく、当該職場の日々の業務の中から出来そうな何かですので、究極的に言えば休む前と同じように仕事をするわけです。

救いなのは、一応、その人に合わせてカスタマイズするものなので、大変自由度が高いところ。できないこと・できることを、自分と受け入れ部署ですり合わせるので、自分が納得できないなら納得できないでまた別の物を考える感じ。

……とはいえ、結局普通に出勤して仕事するんですけどね、内容の大小はあれど。

試し出勤については、また別の記事にて。こうご期待。

 

 

試練は続くよどこまでも

そう、「復帰してみるか」の意思表示は、これから続く試練のほんの最初の一ページに過ぎないのであった…マジでこれな。全くゴールでもなんでもなかった。

しかし、うつ病で休職する公務員はみんなこれを目指して走っているわけで。ひとまず、自分よく頑張ったなって感じでしょうか。

ここまでくるまで、とにかく慎重に自分の意志を確認しまくりました。

本当に仕事できる?定時に職場行ける?デスクに座れる?電話取れる?来庁者と話せる?そもそも笑って話できる?

一日できただけではダメで、それが続かないといけないのです。

結構大変な意思決定でした。自分に自信NASAなわたしにはとてもつらかった…

だからこそ、休み過ぎくらいでいいと思うのです。自分の身体と心を何度も何度も確認して、これなら大丈夫だと自分が満足して言えるようになったら、その時が復帰のタイミングだと思います。

主治医でも、カウンセラーでもない、自分が決めることです。腹くくって、どう転ぼうと覚悟はできた、って感じ。

厳しい。どこまでも厳しいなアと思いますが、それが人生。わたしが病気になって、這い上がるのも、わたし次第。ひとまず、わたしは這い上がるための一歩を踏み出したのでした。