小心者でも言いたいことがある。

公務員として働いていましたが、うつ病になりました。

小心者でも言いたいことがある。

うつ病患者の一人暮らし奮闘記~職場復帰待ってろよ編~

こんにちは。中瀬です。

うつ病が寛解する前に一人暮らしを始めた件についてお話したいと思います。

 

 

まさかの即日契約!?

理想、破れて、現実を知る。

とりあえず、なんとなく引っ越したいんですよね~~~というお話は、主治医や職場のカウンセラーさんには通しておりました。ふたりとも「いいんじゃない?」ということだったので、そっかそっかうつ病患者でも引っ越しって考えていいんだな!と受け止めておりました。詳しいお話は過去記事をどうぞ。

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それから、わたしは早速行動します。
うつ病患者ですから、外へ出て行動するのは時間制限が伴います。出られたとしても、数日寝込んでいてはなんのための休養か分からない…ということで、スマートフォン向けアプリで物件を検索することにしました。

play.google.com

私が一番使いやすいなぁと思ったのはスーモ。検索条件の保存ができたり、一括で空室問い合わせができたりと、結構便利。
こういうところで、どんな部屋が良いかな~なんて夢を見ながら眺めることを始めました。これがまたかなり楽しいのです。当時の私が思い描いていたのは、2LDK(キッチン・リビングダイニング+2部屋)ですね…小説・シナリオ執筆専用のお部屋があって、寝室は寝室で別にあって、可愛いソファーがデーン!と鎮座するオシャカワ☆な居間…こういう部屋が5万円くらいでないかなぁ…なんて…
さすがにクソ田舎といえども、あるわけないですけどね!

結果、理想はあくまでも理想。追々実現するならするで、現実的にリアルな妥協点を探りました。わたしの場合は、1K(キッチンとリビングがドアで仕切られている)と落ち着いたのでした。
このあたりは、一般的な家探しと同じですが、うつ病患者のわたしは遊び半分でやっていたというとことが特筆すべきところかも。ホントに良い物件があるなら引っ越しても良いかな~程度の軽いノリでした。その時はね。

 

空室問い合わせからあっという間に契約へ

スーモなどのアプリで物件を探し回る遊びに飽きてきた頃――要は、わたしって本当に引っ越すのかもなんてちょっとリアルに考え始めた頃、勇気を振り絞って気になっている物件の空室を問い合わせてみました。
その日のうちにすべての不動産屋から返信が返ってきます。どこも空いてはいました。
ふむ…より現実的になってきました。
しかも、不動産屋からの返信の中で、内見の都合を聞かれているではありませんか! 
おお…そりゃ向こうは商売だもんね…そりゃそうか…

うつ病で休養中とはいえ外出(週に3回数時間程度であれば翌日に疲れを持ち越さない)はできるので、内見に行くことは可能。
よっしゃ、外出の訓練と思って行ってくるか!ということで、特に気になる物件に絞って返信をしました。
それが、メールを貰った翌日!

お出かけ訓練の周期がちょうどメールのやり取りをした翌日だったものですからしょうがない。不動産屋側の都合もOKということで、超いきなり内見へ行くことになりました。ちなみに、家族はドンびいていた。わたしも、自分のことながらちょっと他人事みたいなところはあった。

そして内見後…マジでいい感じの部屋だったので、その場で契約します!と言ってしまったトサ!不動産屋側も二つ返事でさっさと契約書の手配に入ってくれました。なんという早業。

 

うつ病患者の部屋探しの注意点

中瀬さんはかなりスルスルスル~~~っと決まっていますが、我々うつ病患者は判断力がちょっと怪しいときがあります…これはしょうがない、気分が波のようにふらふら変わるんだもの。
一応成人してますから、賃貸借契約を交わすこと自体可能なのですが、大きなお金が動くことなので一人だけで考えこまずに家族や友人知人をまきこんで、本当にこの判断で良いのかというのを客観的にみられるように注意が必要かもしれません。
わたしの場合、友人にわたしって一人暮らしできそうかな?と相談し、親に一人暮らししても良いと思う?この部屋で良いと思う?などと相談をしておりました。

あとは、今現在自分が住んでいる場所――そこで治療ができているということはそれなりの支援環境が整っていると思いますが(例:実家など)――と、借りようとする物件との距離も気を付けた方が良いかもです。
わたしは職場との距離を考えての引っ越しですが、とはいえ実家がめちゃくちゃ遠いというわけではなく、その日のうちに帰ることはできる環境です。まだ治療中の身ですから、いきなり寛解しましたみたいな環境で生活するのは無理な話です。行き来が可能かどうかというのも重要かと思います。

 

 

はじめまして、第二拠点!

さようなら、諭吉。お元気で…

引っ越しが決まれば、洗濯機・冷蔵庫・掃除機…すべてイチから買いそろえる必要があります…つらい…
現在は休職していますが、本来の私は一応公務員。そんなに低い給料ではないし、使うあても無かったですし、趣味・貯金でしたから、そこそこの蓄えはありました…にしても、出ていく一方の大量の福沢諭吉氏…あぁわたしの労働対価…

家電で14万、その他細々したものまで含めた家具で18万(いまなお現在進行形で増加中)はぶっ飛んでおります。
それに加えて、賃貸借契約をするにあたって納めた敷金礼金その他手数料が30万ほどあり…
今回のお引越しで、14+18+30=62万円が出ていっております。どひゃー…

あまりにもあっさり契約まで済ませてしまいましたが、本当に大変なのは、金額のデカさではなくお金が出ていくまでの過程なのでした。

 

考え、判断し、決断するの連続がシンドイ!

我々がお買い物をする際、いろんなモノと比較してどれがいいかな~?としますよね。他人の感想を参考にしてみたり、実際に使っている様子を想像してみたり… 特に金額が大きい買い物だと、慎重に考えて悩むものです。
今まで買ったことも無い大型家電。初めての一人暮らしで勝手は分からない。
途方に暮れつつも、どこかで楽しく、でもやっぱりハラハラしながら、買い物をしていきました。
…もちろん、ネット通販で! ええ、わたしはうつ病患者。お出かけしようにも制限時間がありますので、お家でじっくり考えられるネット通販を大いに活用しました。

家電はすべてひとつひとつ価格ドットコムで比較検討しました。
イマドキは「新生活応援!」とか銘打ってどこの家電量販店でもセット売りがなされていますが…わたし調べでは、それぞれ個別に買って行った方が安いし、満足いく買い物ができると思います。上記で家電に14万と書いていますが、かなり安く抑えていると思います…!がんばった…!
バラで買った場合、面倒なのは発送の手配です。間違えないように同じ住所に同じ日の同じ時間帯に届くようにしないと、引越し当日が大変なことになりますので…そこが手間なだけで、そのあたりの管理さえできれば余裕でOKです。

その他インテリアは、みんな大好きニトリ、サービスが神がかり的ベルメゾン、ココを忘れてはならないアイリスオーヤマ、そしてわたし御用達Amazonを使い分けて買いました。…ぶっちゃけ、ここまで分ける必要はないと思います。こだわりが激ツヨなマニアック勢はぜひ場面ごとに比較して使い分けるとよろしいかと思います。

というふうに、決断の連続だったわけなのですが、それがもうとにかく疲れる!こんなクソ面倒な買い方をしているので、余計に疲れる!(自業自得)なんで疲れるのか良く分からないのですが、ずーーーっと頭の回転を高速に保った状態で取捨選択するのはやっぱり負担なんだと思います。
引っ越しに備えて全部完璧にそろえよう!なんて無謀ですから、ちょっとずつ必要なものからでいいと思います…とりあえず、リビングのシーリングライトとカーテンと布団さえあればしのげるから…

 

引っ越しは完全に肉体労働

引っ越し業者を遣えば至れり尽くせりなんでしょうけれど、わたしの場合は大きな家具を実家から持っていく予定も無かったので家族に協力を仰いで引っ越し作業を自力で行うことにしました。
それがもう、大変のなんのって2日寝込んだ…
家族に協力してもらってこれですよ…もちろん、第二拠点の建物にはエレベーターはあります。それでも、筋肉痛だし、疲労困憊だし、とんでもなくしんどかったです。荷物が特別多い…というわけでもないと思うのです。やはり、うつ病休養生活で圧倒的運動不足が祟っているのか…

ということで、やっぱり案の定、実家に帰って家事一切をしない生活に戻ったりしつつ、ひとりきりの第二拠点生活に徐々に慣れていくことになりました。

 

 

人生の大きな選択って割と勘頼り?

まず、友人Aちゃんにマジ感謝

今回のお引越しでお世話になった友人というのは、例のチョコレート食べ比べ企画のAちゃんなわけですが、マジで感謝しかない…
一人暮らし経験のあるAちゃんにわたしって一人暮らしできる?からはじまり、うつ病だけど大丈夫だと思う?自炊って大変?ミネラルウォーターってどうやって買ってた?という謎の質問まで…すべて真摯に答えてくれたおかげです。チョコの食べ比べまでしてくれてホント感謝しかない…

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 彼女からのアドバイスで一番参考になったのは、「職場復帰と引っ越しが同じタイミングなのは絶対に無理」ということ。
この一言のおかげで、職場復帰前の微妙なタイミングでえいや!と行動することが出来たといっても過言ではない。
これに上手いことシンクロするように、主治医・カウンセラーさんのGOサインが出て…なんというディスティニー。ちょっと出来過ぎ感すらある。

 

長期的には楽天的に

すべてが上手くいきました!ちゃんちゃん!というわけではなくて、ちゃんとしっかりじっくり、本当に一人暮らしなんて上手くいくんだろうかとか、一通り考えて悩んでおります。わたしそういうの得意なんで(?)

家事手伝いはしたことあるし、家事能力ゼロってわけではないのですが、それでもいままで家族が代わってくれていたものをすべて自分ひとりでこなせるのか…という不安。もし、上手くできなくて、結局実家に帰りますってなったときにすごい額のお金が無駄になる…という恐怖。そして、うつ病って治りかけて、動き回ることができるようになった時期に自殺率が上がるって聞いたことある…というアレ。

しかーし。
中瀬さん、分かっています。いままでこういうパターンはイヤと言うほど経験してきました。うつ病治療の中で。
こういう場合、正解なのは、長期的には楽観的になって「どうにかなるっしょ!」と大きく構えること! ただ、真剣に慎重になるべきなのはすぐ目先のことだけ。

何度か、わたしってとんでもないことをしたんじゃ…と考えたりもしましたが、強制的に「どうにかなる!」と言い聞かせました。(CCさくらで言うところの「絶対大丈夫だよ」ってやつ…)
結果、今のところどうにかなっています。いい意味で。毎日自炊して、数日おきに洗濯して…ちゃんと第二拠点が動いています。

 

考えない、流されるがまま、いい方向へ

ということで、わたしの新しい生活――第二拠点決定から引っ越しまでのお話をお送りしました。我ながら怒涛の展開だなぁといった感じ。ぶっちゃけ、自分でもここまで大きく生活が変わるとは思っても見なかった…
しかし、この大きな変化が自分にとって違和感というわけではなく。今の生活はとてもしっくりきています。まだ来て時期は浅い第二拠点ですが、すでに我が家の落ち着きというか、ほっとする感じがあります。

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わたしという人生の中で、この流れは決まっていたことなのかもしれないな、なんて考えたりします。
こういうことは、病気の治る過程にも言えるかもしれませんね。診断書が出たばかりのころは、人生終わったくらいに思いましたけど実際はそんなことはなく… ただ、未来は明るいくらいに大きく構える方が良いんでしょうね。もちろん、不治の病もありますが…それはそれで、自分の人生を色鮮やかに生き生きと過ごすという意味では心掛けて悪い事ではないと思います。

…という話をするとスピリチュアルな感じになるのでここまで。

わたしは第二拠点で元気に過ごしております!