小心者でも言いたいことがある。

公務員として働いていましたが、うつ病になりました。

小心者でも言いたいことがある。

「僕らは奇跡でできている」は心の浄化ドラマだと思う

こんにちは。中瀬一菜です。

今日は10月クールドラマで火曜9時から放送の「僕らは奇跡でできている」の感想を、アマチュア脚本家の視点でお話したいと思います。

 

 

基本情報

www.ktv.jp

主人公は高橋一生さん演じる相河一輝、ヒロイン枠として榮倉奈々さん演じる水本育実。相関関係がややこしいのですが…相河さんの家族、職場、そしてその周りの人々による日常系ドラマです。

イマドキのドラマには珍しく、主人公・相河に関する情報が小出しにされていて(だいたい1話目でどんな家族構成で、現在どんな状況に置かれていて、どんな問題を抱えているのか・最終話に向けてどんな方法に進むのかをサラッと紹介するのが主流じゃないですか?)、現在7話まで放送されていますが、未だに謎が多い。

 

 

心が浄化される珍しいドラマ

第一話の残念感はすごかった

実は、わたくしこのドラマの初回放送を見て、「うわ、これすっごいコケそうだな~~~」と思っておりました。主人公の日常は分かりましたが、「で? どんなドラマになるんです???」って感じ。ストーリーは分かるけど、ドラマとして気持ちが動く場所が分かりにくかった。

この感じ、すっごく日本のエンターテインメントって感じ。起承転結や伏線がガチガチに固まっていなくて、隙間だらけ。大きな方向性の矢印がうっすらと見えるだけ。

最近人気の高橋一生さんを起用しているけど…うーん…キャストがいいだけに残念感がすごい…

 

ドラマと主題歌の関係

――なんて最初のころは思ってましたが、わたくし、ドラマとその主題歌の組み合わせにもちょっと煩いタイプ。このドラマは組み合わせがすっごく良いなぁと思いまして、ただそれだけを理由に市長を続けていたのでした。ちなみに今回のドラマ主題歌はこちら。

予感

予感

  • SUPER BEAVER
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 ハイテンションでとっても明るい曲です。ドラマのストーリー自体は、この曲と同じようなテンションというわけではなく、ちょっとズレてるん(コメディではないし、笑顔溢れる朝ドラ系爽やかさもない)ですが、この「ズレ」が気持ちいい。

音楽でドラマの方向性を楽しいモノだよと匂わせてくれるからでしょうか…きっと、明るい内容のドラマに暗い主題歌が付いたら、きっと好きにはならないと思うし…

同じようにわたしがドラマのストーリーと主題歌が良く合ってるなぁと思ったのは、「Woman」ですね。このときの主題歌がこちら。

Voice

Voice

  • androp
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 こっちも同じようにテンションが高い楽しそうな曲なんですが、ドラマの内容は真逆でシングルマザーのアレコレなんです。めちゃくちゃ差があって、なんでか知らないけどドラマと曲の組み合わせがすごく良いなと思ってた。

 

セリフが神業

閑話休題。このドラマ、巷での評判はよろしいようで、評判なのは主人公・相河(一生さん)のセリフなんだとか。

人とは違った感性を持っているようで、普通は気が付かないような視点から真理をついた鋭いセリフを放ちます。直近の第七話は良いセリフのオンパレードでした。(ぜひ見逃し配信を見てほしい)

こういうセリフではっとさせるようなワザって、最近流行ってるんでしょうか…いや、テレビドラマゆえ、セリフ量は多いし映像よりも言葉で表す方が比重は大きいし、そりゃそうなんですけど…

この鋭いセリフが、疲労困憊・満身創痍の現代人には刺さるんでしょうか。

心が洗われるよう…そんな表現が似合う素敵な台詞に毎話出会えるのがすごい。

言葉遊びを彷彿そさせる感じ、わたしとても好きです。同じく坂元裕二さん脚本の「カルテット」とか、長台詞のなかにキラッと光る一節があったりして。台詞遊びが好きな方、今からでも視聴は遅くないです。

 

いまだに謎の多い主人公

冒頭で、「第一話が残念」とお話しましたが、そのとおり主人公についての詳細な情報があまりにも欠け過ぎていて…それは第七話現在までの放送までに補われてはいません。 1クール放送の折り返しを過ぎてもまだ謎がある…!

しかも、それが結構主人公にとっては非常に重たい意味を持つ謎だったりします。(詳しくは冒頭公式HPから予告を見れますのでどうぞ)

主人公・相河の家族…なぜ家政婦と二人暮らしなのか…なぜ大学講師になったのか…「普通」の社会人らしい言動ができないのはなぜか…ヒロイン・水本さんとの関係はどうなるのか…

第七話まで話が進めばだいたい先は読めてくるものですが、さっぱり分かりません。最後まで目が離せませんね。でもきっと幸せな終わり方をしてくれると期待しております。

 

 

言い忘れてたけど…

このドラマ、BGMも秀逸です。舞台に森が良く登場するのですが(主人公・相河はそっち系の専門家)、そこで流れる音楽がとっても心地よい。やっぱりドラマは、こういうところまで凝っていて欲しいですよねって私だけ…?

ドラマのサウンドトラックというものがありまして、iTunesとかで配信しているんですが、もし配信されるなら買おうかなぁ…

こういうBGMは、作業用BGMとしても使えますので、長時間作業をなさる方にはオススメです。

 

とりあえず、このドラマをぜひ見てほしい…そう、せめて、冒頭のBGMだけでも…